イスラム共栄圏の幻想

テロ集団の暗黒面に陥ったイスラム国、この地域の再生にキーとなる国はトルコであろう。
アラブの熱狂的な若者が欧米に屈せず結果的にアジアを独立せしめた民族とおもっているなら、今回の日本の対応に、大きく失望しているとしても理解できる。だからこそ、日本は今回トルコに逃げ込んだ難民支援を中心に、トルコと協調して、中東の未来のために、他人事でなく考えられる国であって欲しい。日本にとっても米軍の占領下で始まる第三次世界大戦は武力だけの戦いではないし、敵が旧領や劣赤蝉帝国であろうはずもない。
欧米におもねず、独自の宗教、民族文化をもつトルコが中東和平に貢献していく姿を具体的にイメージするために、近代の中東の歴史を振り返ってみたい。

オスマン-トルコは18世紀から、ヨーロッパ社会の軍事、宗教、経済、文化の圧力におされついに、第一世界大戦の結果分割された。






と各所からいただいてきた資料をまとめると、現在中東の課題となる国の成り立ちは以下となる。
  • ヨルダン イラクは英国によりオスマン帝国から独立
  • シリア レバノンは同じくフランス領を経て独立
  • パレスチナは英領を経てユダヤ移民によるイスラエル建国
そして数次にわたる中東戦争、イランイラク戦争、イラク戦争、現在のアラブの春~イスラム国紛争まで、欧米と中東アラブには傷癒えぬ歴史が横たわっている。
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