講じられた皇位と護国論


平成27年 歌会始の儀 御製 御題 「本」
「夕やみのせまる田に入り稔りたる稲の根本に鎌をあてがふ」
浅学野人の身、僭越至極ながら忖度申し上げる不敬を冒しても、この度の御製には驚きを禁じえず、臣民の末端として畏れ多くも御意を斟酌申し上げることが忠の道と信じ、畏しこみつつ上梓させていただきます。


皇后陛下 御歌「来し方に本とふ文の林ありてその下陰に幾度いこひし」

 これまでたどってきた人生の道々に 本という文の林がありまして そのおかげでなんども憩いのときをもつことができました。本は文を集めた林であり、これを読んで身についた知識にすくわれたり、素敵な時間をすごすことができました。教訓含みの御歌「来し方」は悠仁親王のこととも、本物である文仁のおかげでなんども救われる思いをしてますよ。天皇陛下をおささえあそばしある皇后陛下のお見事なご連歌です。


皇太子殿下

「山あひの紅葉深まる学び舎に本読み聞かす声はさやけし」美しい風景に美しい家族の姿が浮かびます。

皇太子妃殿下

「恩師より贈られし本ひもとけば若き学びの日々のなつかし」

若いころに触れた青春時代に思いをはせ、単調な追憶で現状への不満を訴えられておられるようです。言葉の順番が直線的で聞き手の憶測を許さず、内容もお立場としてはご配慮に欠けているようで心配です。

秋篠宮殿下

「年久しく風月の移ろひ見続けし一本の巨樹に思ひ巡らす」

自らも巨樹の前に立ち運命と向き合い皇統と天皇陛下を案じさしあげている真摯な姿勢を感じさせるお見事なお手前です。

秋篠宮妃紀子殿下

「日系の若人かたりぬ日本へのあつき思ひと移民の暮らし」

海外公務での思わぬ出会いの場面の感動のご様子がありありと浮かんできます。妃殿下の愛国の情も伝わってきて深い感動を誘います。「あつき思ひ」の「日系の若人」親王殿下のお姿を偲ばせます。


~ネット拾い読み~


皇太子殿下

”天真爛漫”であらせられるのか、お立場を失念された軽言が目立つようだ。


「“テファニー”を買うごとき ブランド好きの女性は困る」

「中尾の家は地震になったら潰れるネ。ぼくの所は鉄筋だからだいじょうぶだよネ」

「それまでの、ま、雅子のキャリアや、ま、そのことに基づいた、ま、雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」


お印である「梓」あずさは、神事に使われる梓弓の材で日本ではミズメ、サクラ材として版木にも利用。本当は「梓」は中国ではカササギのこと、日本では楸と書いて「ひさぎ」と読み、キササゲ別名をカミナリササゲとか雷除けの木。

東宮妃雅子問題

江頭豊(チッソ会長)雅子妃母の父

「獣のように死んだ魚を食らった者が悪い!」「庶民がなにを言うか!」

妃殿下「おじいさまのことが悪く言われて嫌」

御製「慰霊碑の先に広がる水俣の海青くして静かなりけり」

愛子様ご誕生の際に、金大統領が陛下に祝電
「韓国国民とともにお祝い申し上げます」
一方悠仁親王様誕生には
「韓国政府は祝電を送らないことを決定した」と発表

「小和田家の半島出自疑惑と小和田恒氏は外務省学会閥のドンで「河野談話」首謀者とされるため。」

~以上ネット拾い読み~

 さて御製を拝見するほどに、ご高齢の天皇陛下にして尚断腸のご聖断を迫られるるほどの意、であれば事後処理プランはもう動いているに違いない。その議論を国民側でも盛り上げていくことが、御意に適うべくとの議論は主流でも三つに分かれる。右翼から議論そのものが不敬との激しい非難があり、保守も各論に別れ、左翼から無用とされ、反天皇勢力のみが積極的に議論を進めかねない状況であることに注意が必要だ。


①摂政擁立論

秋篠宮殿下を摂政として擁立しようとする動きである。皇太子殿下が”ご健常”である限り難しいとする向きもあるし、どちらにせよ経過的な措置であろう。

②廃太子・廃妃論

一旦立太子した皇太子を廃太子した例は、過去に複数例がある、歴史上天皇が実験を持っていた時には、戦争や政争の結果として、天皇が、また今と同じく象徴天皇制であった際には、時の権力者である摂関家や将軍家によって行われている。これに倣うとすれば主権在民である現在では、憲法改正の上、国民投票で皇室典範を改正した上で国民投票となるのか。実質的に皇室に対しての議論の水準を高めていくことは必要であろうが、未だ厳然と外国軍を国土の要衝に進駐させたままで皇室に関する仕組みを変更せしめんとするのは、諸方面の圧力から、国家解体につながる可能性も否定できず、話が進まない状況である。ちなみに前回の廃太子は足利義満が実行したが、廃妃については一夫多妻ということもあり例がない。廃后は摂関時代に一度だけある。

③皇太子自主退位論

有名な学者が唱えている。これも議論は困難で実現は難しそうであるが、実際は雅子妃の皇籍離脱に続いて、健康上の理由でご退位がもっとも有力とも聞こえる。

④女性宮家論

女系天皇論につづいて出てきた議論である。「公務を補助するため」とはいえ、皇統や象徴天皇制を危うくする議論で、下火である。

 とにかくここで「国」の現状を見つめなおし、人類の未来に貢献すべく禁忌ない議論が必要であろう。象徴天皇制は無私の「公人」としてその身を捧げて国民に尽くす覚悟をもつ人物を推戴し、別格の権威として法制度の外側に置くことで、さまざまな面から平和に貢献したきた実績をもつ伝統の統治システムだ。それは「国家」にとって「国語」以上の「国体」でもあり、当たり前に「天皇」は「憲法」や「国土」より優先される。少なくとも当面、「日本語」を使う以上は「天皇」を推戴してることに感謝し敬意を表すること、その不文律こそ、そしてそこで自然発生する国体維持効果こそが国を長期間守るもっとも有効な力でありつづけるだろう。さらに現状に感謝していく心がけを現しやすくし、理想とする目標をわかりやすくすることで、より肯定的かつ積極的な人生に取り組みやすくさせる魔法でもある。
そしてこの魔法の呪文は、権力者が叫ぶ場合には慎重な見方も同時に必要だけれど。
天皇陛下万歳。

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