都会の終焉

コロナ後の志向ベクトルの変化
先進国として途上国並みの一極集中ぶり
過密のデメリット
仕事、生計のプラン
豊かな国での逆ベクトルの行方
テレビ、中央集権
背景としては、人類文化の歴史的なターニングポイントがあります。
商業主義は都会を中心とする消費文化の魅力をテレビによって山村や、漁村にまで伝え、若者は都会に憧れ、一極集中が進んできました。
コロナショックにより、都会の若者が地方を志向するようになり、テレビがその存在価値を減じる中、情報網は張り巡らされ、地方の欠点は現金収入が少ないという点だけになってきてます。
日本だけでなく、現代の人類がたどってきた都会への集中のターニングポイントは、
ここ日本で最先端の現象として現われています。

農業、地方、都会、情報格差

産業構造を食物連鎖に例えると、農業という生産業は植物になる。
穀物生産により食糧の貯蔵を可能にすることで人は集団を大きくし文明を築いた。
文明の中で人は役割を細分化し続け、小集団は徐々に集約しより大きな地域を支配する勢力が現れると政治の中心地として都会が生まれた。次に経済もより多くの情報を求めて多くの情報を産業革命によりさらにそれを加速させ、
花開いた
土地に根差した
生産物を加工する

日本の国にとって今一番大事な産業が農業です。
その理由は「日本人の食文化を育み支えていること」「日本の風土から発生し、今や日本の風土を構成していること」にあります。
農業はこの100年くらいはその発展の余地の少なさもあって、
国の発展のための投資はより余地の大きい、製造業などの機械産業や電子電機産業、そして近年では情報産業に振り分けられてきました。
おそらくこの150年間それらの産業は発展し続け、そのために人は都会に集まり、都会というものができました。


そして今ずっと安定的であった農業は「人材不足」というおおきな課題に突き当たり、存続の危機を迎えています。
100年ほど前から始まった少子化の傾向は、近年ますます大きくなり、日本は人口減少の時代に突入しています。
しかし東京を中心とする首都圏は世界最大の人口を抱える大都市のまま、文化、産業、金融の中心として存在しています。


近年のインターネットを代表とする情報技術の発達は、距離による情報格差を埋めました。
これにより人々は都会に集まる理由の大半を失ってるにもかかわらず、人が多すぎて不便な都会生活を続けています。
このコロナ禍にあってようやく、都会を脱出する動きが活発化しそうです。



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