Rock the Casbah バックグラウンド
バイクとロックという痛ましく香ばしい不良ネタに見せかけた時事ネタを。。 インスト版のRock the Casbah 1982年、32年前、TheClashは受験が終わり一息ついた私を誘うように、世界にけんかを売っていた。 直観主義(wの私は、JoeStrummerが芸名であることも、John Lennonの大ファンであることもしらず、前年の悲劇の影響などは考えもしなかった。発売と同時に購入したLPアルバム 「CombatRock」は、前作でレゲェとDubbの深い世界に放り込まれた混乱した少年も納得のかっこよさで、毎日毎日繰り返し聞いていた。 その「CombatRock」からMTVなどでOnAirされていたのが、「Rock the Casbah」である。作詞とギター演奏、歌唱以外のすべてを行ったTopperHeadonは、ほぼ発売と同時にバンドをクビになり、これがTheClashもまた同時に命脈を絶っていたとは当時は誰も惟ってもみなかった。 この曲に載せたStrummerの怒りに満ちたメッセージは、その声と歌詞で確認できる。英国の外交官の息子として生まれ、若年時代に反体制運動に入った兄を自殺により失った彼の徹底したシニカルな歌詞により、このノリノリの調子の曲は、無理解なヤンキーが異教徒を攻撃するテーマソングになり亡き人の後悔の涙をさそったという。合掌。